2007年3月20日火曜日

(書評)王者のゲーム(上・下)

博多華丸のモノマネ「アタックチャーンス!」でブレークする以前から児玉清さんは書評家(しかも原著にも結構あたっている)としてよく取り上げられるようになっていた。

この本も文芸春秋の特集でヒーローモノだったか冒険小説とかいうくくりで児玉さんが取り上げられていたものだ。

基本的にアメリカのヒーローなんてダイハードとか、ロッキーとかツボが浅いんだよなあ・・と思いつつ児玉清さんに敬意を表してまあ試しに読んでみましたよ。

「ページターナー(どんどんページをめくらされてしまう)の面目躍如!」ってコピーもあったけど、上巻読むのになんだかんだで二週間くらいかかったかなあ。忙しかったせいもあるけど同時に複数読み進めるスタイルの私の中であんまり優先的なチョイスにならなかったのが理由。

で、やっと下巻に入りましたよーってところからは一日だった。早かったね。

主人公のジョン・コーリーのキャラ、セリフ回しに慣れてきたせいもあるけど、物語のテンポもよくなった。総合点では充分満足。コーリーシリーズ第一作の「プラムアイランド」をすぐ買って読んでみようと思うくらいには大満足だった。

ネルソン・デミルってトラボルタ主演の映画「将軍の娘」のイメージがあったからつい面白くないんじゃないかと思っていたけど、あれは脚本が悪かったんだろうな。

とにかくコーリーのキャラは気に入った。何度も声を出して笑えるセリフ回しが楽しめたよ。

ありがとう、児玉清さん!






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